少し必要があって最近の司法書士試験事情を調べてみました。が、私が司法書士試験に合格した平成9年当時に比べて、あまりの変わりように愕然・・・。
令和6年度司法書士試験の合格者の平均年齢はなんと41.50歳!年代も30代・40代がほぼ同数でそれぞれ約30%。50代も17%程度とそこそこのシェア。逆に20代は14%程度・・・。そりゃあ平均年齢も上がりますね。データは見当たらなかったものの、私の体感では平成9年の合格者は20代が相当割合を占めていた記憶があります。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00604.html
上のデータから、一度社会に出た方が転職先として司法書士を目指す、という形が司法書士試験受験者の多数を占めているようです。司法書士試験は前提資格が不要であり、それに起因して前職が多様である、というのは以前からの傾向としてありました。それはそれで司法書士の良いところかとは思うのですが・・・。基本的に就職市場が売り手市場の時期には、司法書士試験をはじめとする資格試験は受験者が減少する傾向がありますので、最近の人手不足の影響も否定ができません。
仕事としては決して悪い仕事ではないと思いますので、若い人にも目を向けていただける資格にしていかなければなりませんね。