戸籍謄本を取りに、市役所まで来ています。
私たち司法書士は、特に相続登記の関係上、戸籍を扱うことが多くあります。
そのときに使うのが、所謂職務上請求書。
これを使えば、職務上必要な戸籍等は、ほぼフリーパスで取得することができます。

もちろん、職務上必要なものだけですよ。

が、最近、不正使用や偽造が問題になっているのも残念ながら事実。
司法書士や行政書士によるものが報道されています。
昨年は福岡の行政書士が、ストーカー相手の住所を調べるため不正に住民票を取得したとして、逮捕されましたね。

そもそも、職務上請求書は、各士業団体と行政との信頼関係から特別に認められたものだと思います。
このような信頼を裏切るような所業は言語道断です。

司法書士会連合会では、偽造対策として、全国統一様式の用紙の運用を始めました。
これで偽造は幾らかは防げるかとは思いますが、不正使用はあくまで各個人の倫理に頼っているのが現状です。
この辺、制度的に何とかしなければならないと思いますね。