今年初投稿になります。
最近、月1ペースですねぇ・・・。
さて、今更目新しいものでもありませんがこんなニュースが。
(引用ここから)
後見人の着服、問われる家裁 弁護士や親族を選任・監督 相次ぐ被害
成年後見人らが財産を着服する事例が多発する中、後見人を選び、監督する家庭裁判所の責任を問う国家賠償請求訴訟が相次いで起こされている。法務省によると、2014年以降、少なくとも6件提訴されて係争中。家裁の過失を認める判決も、未成年後見人の事例を含め、すでに2件出ている。
(引用ここまで)
こういったニュース、ここ数年よく流れるようになりました。
制度開始当初は親族による着服等がニュースになっていた気がしますが、最近は専門家による着服等のニュースが目に付きますね。
ま、専門家をネタにしたほうがニュースバリューがあるということもあるとは思いますが。
個人的には、成年後見制度そのものにこういったマイナスイメージが付いてしまわないか、という点に危惧を抱いてしまいます。
こういった事案、もちろん、個々に問題はあるとは思いますが、そもそもの問題として現在の後見制度そのものを見直す時期なのではないか、と思います。
成年後見制度は2000年に始まって、様々な修正を加えながらも、16年目を迎えます。
申立件数は年間3万5000件弱。
制度利用者は18万5000人弱。
(成年後見関係事件の概況より)
超高齢社会の現在、利用者は今後も増加していくことが容易に予想されます。
それを見越して、より良い制度を構築していく必要があると思います。